PDWeb *
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Product Design WEBプロダクトデザインの総合Webマガジン * NewsSpecialInterviewColumnReviewTechniqueCase StudyData & LinkEditor's NoteContact Us
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Special Index
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●3Dプリンタのすべて
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●新世代デザイナーのグランドデザイン
 第2回:中川政七商店
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 第1回:TENT
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●素材とデザイン
 第8回:AZiS
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 第7回:益基樹脂/mass item
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 第6回:吉田カバン
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 第5回:能作
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 第4回:山田平安堂
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 第3回:FACTRON
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 第2回:Hacoa
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 第1回:かみの工作所/TERADA MOKEI
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●女性デザイナーによる最新プロダクト大集合! [インテリア/テーブルウェア編]
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●最新デザインツールのすべて[2013 Spring]
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●Special Talk in Summer
 小牟田啓博、デザインプロデューサーの仕事を語る
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 暑い夏に熱く語る! 真夏の夜の男子会
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●pdweb座談会 モデル造形の可能性を考える
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●3Dプリンタ特選ガイド
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●特選デジタルツール2011「我が社の一押し最新デザインツール」
Zコーポレーション/スリーディー・システムズ・ジャパン/アプリクラフト/スペースクレイム/豊通マシナリー

●プロダクトデザイナーのためのCAE活用術
part1 デザイナーのためのCAE概論
part2 最新製品ガイド

●特選デジタルツール2010「我が社の一押し最新デザインツール」
part1 概論:より効果的なプレゼンを行うための最新ツール使いこなし
part2 最新製品ガイド

●新世代デザイナーたちのモノ作り
 第6回:シラスノリユキ/color
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 第5回:福間祥乃/PRIMITIVE MODERN
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 第4回:参
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 第3回:MicroWorks/海山俊亮
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 第2回:NOSIGNER
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 第1回:田川欣哉/takram
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●新春スペシャル対談「デザインディケイド2010」
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●特選デジタルツール2010「我が社の一押し最新デザインツール」
part1 スリー・ディー・エス/サイバネットシステム/ボーンデジタル/アプリクラフト/グラフィックプロダクツ/マクソンコンピュータ
part2 オートデスク/ソリッドワークス・ジャパン

●これが人気プロダクトの生産現場だ!
Part5
陶磁器に新しい命を吹き込むモノ作りの妙「セラミック・ジャパン」
(愛知県瀬戸市)
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Part4
プライウッドによる自在なデザインが魅力のインテリア「天童木工」
(山形県天童市)
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Part3
高岡銅器の伝統が生きるフラワーベース「ASIWAI」
(富山県高岡市美幸町)
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Part2
古くて新しい、ガラス製品の加工現場に迫る
菅原工芸硝子(千葉県山武郡九十九里町)
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Part1
秋田道夫デザインの文具Primarioシリーズを作る
「takeda design project」(新潟県燕三条)
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●次世代デザイナーズFILE
| 1980年生以降まれのデザイナー
| 1975〜1979年生まれのデザイナー
| 1970〜1974年生まれのデザイナー その2
| 1970〜1974年生まれのデザイナー その1

●新春スペシャル対談:今、デザインを取り巻く環境
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●デジタルデザイン最新ツールガイド
・Part7 Peripherals
・Part6 WS(ワークステーション)
・Part5 RP/3Dプリンタ
・Part4 CAE/CAM
・Part3 2D CG/2D CAD
・Part2 3D CAD/3D CG(レンダリング系)
・Part1 3D CAD/3D CG(モデリング系)

●デザイン家電の匠たち
・Part5 深澤直人氏デザインの「±0」シリーズ
・Part4 柴田文江デザインの「象印ZUTTOシリーズ」
| Chapter01 堀本光則氏Chapter02 柴田文江氏
・Part3 鄭秀和
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・Part2 村田智明
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・Part1 秋田道夫
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●デザイナーのためのモデル制作の最先端
・Part 5 さまざまなモデル出力機の特徴を知る
・Part 4 モデル制作関連のサービスビューロー一覧
・Part 3 モデル出力機、その仕組みと種類
・Part 2 モデルの入力と編集のためのシステム
・Part 1 はじめに

●理想のモデリングツールを考える
・Part 3 デジタルデザインの課題
・Part 2 カタチ作りとインターフェイス
・Part 1 デザイナーとCAD、バトルの歴史

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* pd WEB Interview
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次世代デザイナーズFILE 1970年以降生まれのデザイナー一覧
Part 1  1970〜1974年生まれのデザイナー その1
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| 芦沢啓治  | 阿部和美  | 有川伸彦  | 阿武優吉  | 井川真也  | 池上幸志  | 石橋忠人  | 井戸真伸  |
| 岡本桂子  | 岡本麻理  | 岡安 泉  | 加賀武見  | 川野 博  | 五島史士  | 小林雅之  | 渋谷哲男  | 清水慶太  | 
(五十音順)
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 FILE 01 芦沢啓治
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* ■Design (これまでの作品や受賞歴など)
□ジャンル/作品:建築/「11boxes」「Gravity light」 □ツール:AutoCAD □受賞歴:2005年 JID DESIGN AWARD in interiorlifestyle □影響を受けた人物:レンゾ・ピアノ、ジャンプルーベ、コンスタンティン・グルチッチ □今後手掛けたいジャンル:椅子
■Personal (オフィス/連絡先など)
□生年月日など:1973年5月30日生まれ、ふたご座、AB型 □出身校:横浜国立大学 □オフィス:東京都文京区小石川2-17-15 □Webサイト:http://www.keijidesign.com/ □メール:info@keijidesign.com □家族構成:既婚・子供2人 □座右の銘:特になし □尊敬する人物:ニュートン
■Favorite (好きなもの)
□好きなスポーツ:サッカー □好きな音楽:なんでも。いま事務所で聴いているCDはトッド・ラングレン □好きな映画:「ワイルド・アット・ハート」/ ジャン=ジャック・ベネックス、デヴィッド・リンチ □好きな食べ物:煮物、よく冷えたビール
■Keyword (最近話題のキーワードから)
□地球温暖化/エコ:「地球を救え、地球に優しい」というフレーズを欺瞞に感じる。
■Message (最後に一言)
□建築を軸に、プロダクト、家具、照明の設計は続けていこうと思っています。
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「Flat packing furniture」
薄板金属板をレーザーカット加工により点線や穴あけ加工を施し、DIYにて曲げる、切ることで作る家具シリーズ(クリックで拡大)
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「Gravity light」
金属の特性であるたわみを生かしたプロダクト。0.8mm/0.6mm/0.5mmといった極めて薄い金属をぶら下げることでできる柔らかいカーブは、照明にとって、有効な反射板となる(クリックで拡大)
Photo by Takumi Ota

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 FILE 02 阿部和美/sora design work
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* ■Design
□作品:家具デザイン/コートスタンド「コンブリオ」 □ツール:Illustrator、Photoshop □受賞歴:2008年 インテリアライフスタイル展 ヤングデザイナーズアワード □影響:特になし □今後:木製家具
■Personal
□生年月日など:1971年9月11日生まれ、おとめ座、O型 □出身校:Parsons School of Design(N.Y) □オフィス:石川県白山市博労1-1(東京オフィス有) □Webサイト:www.soradesignworks.com □メール:mail@soradesignworks.com □家族:既婚・長女1人 □座右の銘:Take the Fortune by the forelock. □人物:特になし
■Favorite
□スポーツ:特になし □音楽:JAZZ □映画:特になし □食べ物:おろしそば、カフェラテ
■Keyword
□地球温暖化/エコ:本当に何かエコなのか。今後の私たちの生活にとって本当に良いことなのか? ただ人から聞いた話だけではなく、きちんとした背景を知りできることはやっていきたいと思います。
■Message
□エコだけでなく、一消費者として安全な商品を使うということも大切だと思っています。例えば漆器などの伝統産業。日本の文化であり、安全性においても素晴らしい点が多いです。それをデザイナーとして消費者に伝えるお手伝いができればと思います。
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コートスタンド「コンブリオ」
(クリックで拡大)
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山中漆器シリーズ「shiran」
(クリックで拡大)

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 FILE 03 有川伸彦/RICE-DESIGN
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン(生活雑貨、インテリア雑貨、文具、家具、照明など)/食器「食べられる食器」、文具「STICK RULER MEMO」 □ツール:Illustrator、Photoshop □受賞歴:2007年 環境雑貨デザイン一般投票1位、プレGマーク2点/2008年 プレGマーク1点 □影響:深澤直人 □今後:家、昔からある道具、携帯電話、家電
■Personal
□生年月日など:1971年3月30日鹿児島県生まれ、おひつじ座、O型 □出身校:国立都城高専建築学科 □オフィス:福岡県福岡市城南区茶山4-1-10-103 □Webサイト:www.rice-design.com □メール:info@rice-design.com □家族:既婚・妻、娘2人 □座右の銘:為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成さぬは人の為さぬなりけり □人物:坂本竜馬
■Favorite
□スポーツ:サッカー/野村克也、イビチャ・オシム □音楽:POPS/everything but the girl、STYLE COUNCIL □映画:「用心棒」「七人の侍」「ライムライト」/チャールズ・チャップリン □食べ物: 味噌汁、ご飯、漬物、鰯、ラーメン、カレー、甘いもの、牛乳
■Keyword
□地球温暖化/エコ:便利で豊かな生活を得る代わりに地球温暖化という大きな代償を払うことになった我々が、他人事ではなく当事者として向き合っていくべき問題。「その便利は必要?」。これからは煩悩を理性でコントロールしながら地球に共存する生き物の一人ということを忘れずに生活していくことが大事になると思うし、それにふさわしいプロダクトをデザインしていきたい。
□携帯電話:この上なく便利であり今や我々の生活やビジネスに欠くことのできない存在ではあるが、その便利さゆえに依存しすぎてしまい大切なコミュニケーションが歪んでしまっている。便利なテクノロジーに依存し支配されるのではなく、使いこなすことが必要であると思う。そのためにも本質的なところでコミュニケーションを見つめ直すことが必要な時期にあると思う。
□地場産業:どん底まで落ちてしまった日本経済を自覚し、もう一度復興していくためにも欠かせない力。地方の中小メーカーであっても世界に誇れる力を持ち合わせていたりします。そのような心意気のある地場産業を生かす片棒を、デザイナーの発想をもって担いでいきたい。
■Message
□遠い昔から食され愛され、いつも我々の生活の傍らに寄り添うように存在してきたお米のように、奇をてらわないシンプルで便利すぎない暮らしの中の道具をデザインしていきたいと思っています。
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「食べられる食器」
紙製の使い捨て食器に代わるものとして発想した、「使い食べ」がコンセプトの乾パンで作られた食器(クリックで拡大)

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 FILE 04 阿武優吉/Y+C DESIGN
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン(ファニチャー、インダストリアル、3D CADデザイン)/照明「Ring+Link」、スツール「UP+DOWN」、シェルフ「MAZE」 □ツール:Photoshop、Illustrator、SolidWorks □受賞歴:2005年 シズオカ[KAGU]アワード グランプリ受賞 □影響:阿武興磁、柳宗理、AZUMI □今後:電車、パソコン、ガンダム
■Personal
□生年月日など:1972年1月25日東京都生まれ、みずがめ座、B型 □出身校:Central Saint Martins College of Art and Design、MA Industrial Design □オフィス:東京都世田谷区奥沢 □Webサイト:www.anno.co.jp/YplusC.htm □メール::YukichiA@aol.com □家族:既婚・長女1人 □座右の銘:果報は寝て待て □人物:特にいません
■Favorite
□スポーツ:スノーボード、野球、バレーボール □音楽:Blur、奥田民生 □映画:「サイドウェイ」「フル・モンティ」「男はつらいよ」「機動戦士Zガンダム」 □食べ物:焼肉、おにぎり、麦茶、ビール
■Keyword
□少子高齢化:問題が多くてどうすればいいか分かりませんが、「少子」は人口が減るので地球環境にはいいことだと思います。税収で生活は苦労するでしょうが、こればかりは人口が安定するまで耐えるしかないのでは。消費税が上がっても仕方のないことでしょう。もし「少子」を問題視するならば、セックスキャンペーンなんかをして、今以上に産前産後、あるいはシングルマザー、共働きの家庭などに対して手厚い助成を行う必要があると思います。
□地球温暖化/エコ:「エコ」ではなく「エゴ」ではないでしょうか。地球を汚したのは人間。戻すのも人間。こんな人間中心の考えはエゴでしょう。ビジネスで「エコ」という言葉を利用しているだけに思えます。デザイナーもモノを作る仕事である以上、エコに貢献できる職業でないと思います。エゴ的なエコを進めていくならば、法を含め、国をあげて本気で取り組むべきでは。車は毎日走ってはいけませんよ。それくらいしなくては地球に申し訳ないでしょう。
□携帯電話:ないほうがいいです。個人情報の漏洩やインターネット犯罪(振り込め詐欺、架空請求、著作権侵害など)が後を絶えません。また、仕事の上で携帯を利用しすぎると、どこでも連絡がとれてしまうので、いい意味でサボれません。余裕ができないというか。精神的な余裕がないと良いアイデアも出ないと思います。緊急・災害時などはGPSが付いた専用の通信ツールを使えばよいのでは。
□地場産業:努力を積み重ねて土地の産業として確立したことは大変なことで立派なことです。しかし、発展を支えていたのは需要があったからこそ。もし産業自体が衰退しているのならば、時代が終わってしまったことを受け止め、次にどう生かすか考えることが大切なのではないしょうか。需要がなければデザインで助けることもできません。定着したものを脱ぎ捨てることには勇気が必要ですが、他業種の産業に変えられるくらいの柔軟性が欲しいです。
□CAD:製造・生産を考えると必要不可欠なツールだと思います。CADソフトがどうなっていくのか個人的に楽しみです。しかし、モニタを見ながらバーチャルで作れることを優先し、人間が直接触って形状を作り上げないので、作られるものが無機質になっていると感じています。どんなに良いデザインでも、モノである限り最終的には手で触れます。効率を図る上で「CADか人間」ではなくて「CADと人間」を考える必要があるのでは。
□ドバイ:金ピカだな、と思います。それだけです。
■Message
□ドーンと大きいものをデザインしたいです。
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照明「Ring+Link(リングリンク)」
可動する円板によって自由に形が変えられるので、お部屋や気分に合わせて好みの光の反射が楽しめます(クリックで拡大)
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スツール「UP+DOWN(アップダウン)」
ひっくり返すことで座面の高さを変えて使うことができます。子供から大人まで座れる優しいスツールです(クリックで拡大)

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 FILE 05 井川真也/オーディンデザイン
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン(スポーツ用品、道工具、電設部材、生活雑貨など) □ツール:ThinkDesign、AutoCAD LT、CINEMA 4D、Illustrator、Photoshop □受賞歴:第9回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション 審査員賞受賞、OPUS DESIGN AWARD 2008入選 □影響:− □今後:メガネ、食器、カトラリー、椅子
■Personal
□生年月日など:1972年5月21日生まれ □出身校:大阪芸術大学 □オフィス:大阪府大阪市中央区島町1-4-9-502 □Webサイト:http://www.odindesign.co.jp/ □メール:info@odindesign.co.jp □家族:既婚 □座右の銘:なせば成る □人物:−
■Favorite
□スポーツ:サッカー □音楽:斉藤和義 □映画:− □食べ物:しょうが焼き、ミルクティー
■Keyword
□地球温暖化/エコ:モノが溢れている現在では究極何も作らないのがよいと思いますが、人が生きるためにはそうはいきません。デザイナーとしてできるだけ必要のないものを作らなくて済むようなデザインや設計を心がけたいと思っています。
□携帯電話:機種変更を考えている人は少ないと新聞などで目にします。新しいものを次から次に作るのではなく、地球環境も考えてもっと長く使うための工夫が必要ではないかと思います。
■Message
□歯ブラシやステーショナリーなどの生活用品はもちろん、スポーツ用品やPC周辺機器、工具、電設部材、業務用機器などあらゆる商品のデザイン開発をお手伝いしています。奇をてらわずデザインが主張しすぎない、商品の機能や性能、特徴を生かしたデザイン。また、デザインする商品の「らしさ」を損なわないことが大切と考えています。
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ダイビングマスク(商品化)
(クリックで拡大)
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ヘアカットブラシ(商品化)
(クリックで拡大)

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 FILE 06 池上幸志/yuruliku DESIGN
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* ■Design
□作品:テキスタイル、グラフィックデザイン/「yuruliku」の活動 □ツール:Photoshop、Illustrator… □受賞歴:なし □影響:ポール・ランド、ブルーノ・ムナーリ □今後:時計、アウトドア用品、絵本…
■Personal
□生年月日など:1970年1月13日福井県生まれ、やぎ座、B型 □出身校:京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業 □オフィス:東京都台東区小島2-9-10 台東デザイナーズビレッジ208 □Webサイト:http://www.yuruliku.com/ □メール:info@yuruliku.com □家族:既婚(妻) □座右の銘:笑う門には福来る □人物:岡本太郎、バックミンスター・フラー
■Favorite
□スポーツ:登山、マラソン □音楽:ジャック・ジョンソン □映画:「まあだだよ」/アッバス・キアロスタミ □食べ物:越前そば、バナナジュース
■Keyword
□地球温暖化/エコ:まず、状況を受け入れます。
□携帯電話:数十年後にどうなっているか、気になります(存在していないかもしれませんが…)。
□地場産業:ご縁があれば、一緒に「長く」考えてみたいと思います。
■Message
□「ゆっくり、じっくり」進んでいきたいと思います。
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「NoteBag」(セルフプロダクト)
大学ノートをモチーフにしたフェルト製バッグ(クリックで拡大)
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「SECTION NOTE & PLAIN NOTE」
大学ノートメーカーの老舗、ツバメノートの新しいノート開発(クリックで拡大)

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 FILE 07 石橋忠人
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* ■Design
□作品:家電、AV機器、医療機器等/deviceSTYLE「POD ESPRESSO MACHINE PD-1」 □ツール:Illustrator、Rhinoceros、PILOT Vコーン〈直液式・水性〉 □受賞歴:2002、2004〜2008年 グッドデザイン賞 □影響:大学の同級生たち、ケンウッドデザイン在籍時の同僚 □今後:ユーザーの思い出の一部になれるようなロングライフなもの
■Personal
□生年月日など:1970年6月10日千葉県生まれ、ふたご座、O型 □出身校:千葉大学工学部工業意匠学科 □オフィス:東京都港区南青山5-4-35-402 □Webサイト:http://www.idlab.jp □メール:info@idlab.jp □家族:既婚・娘2人 □座右の銘:体が資本 □人物:白州次郎
■Favorite
□スポーツ:自転車、スノーボード/Travis Rice □音楽:Stevie Wonder、Herbie Hancock、Nirvana □映画:「Blade Runner」/真島理一郎 □食べ物:刺身、サッポロ黒ラベル
■Keyword
□地球温暖化/エコ:「エコ替え!」「エコ通勤」。同じエコエコでも全然違いますよね。
ここで感じる違和感にきちんとケリをつけて、日本人固有の自然感や高度な環境対策技術で世界の地球温暖化抑制を牽引する国になりたいですね。
■Message
□不況の風が吹き荒れてますが、明けない夜はなし。
おいしいもの食べて呑んで皆さんがんばりましょう。
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「POD ESPRESSO MACHINE PD-1」(deviceSTYLE)
コーヒー1杯分ずつ粉が梱包された「カフェPOD」に対応したエスプレッソメーカー。テーブルに置いて操作しやすい操作面の角度を追及した結果、エモーショナルな形状を導き出すことができました(クリックで拡大)
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「tube-1」(SUPERCENT.)
家具デザイナー、小池孝嗣氏とコラボレーションし、2008年度100%DESIGN TOKYOにてプロトタイプを発表したオールインワン型真空管オーディオ(クリックで拡大)

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 FILE 08 井戸真伸/delicious@design
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン/テーブルウェア「hanahana」など □ツール:AliasStudioなど □受賞歴:国際デザインフェア MIYAGI 審査員特別賞、世界炎博ストリートファニチャーデザインコンペ 第3位、第6回テーブルウェア大賞展 最優秀賞、国際陶磁展美濃デザイン部門 グランプリ・金賞・銅賞・審査員特別賞、World Ceramic Biennaleデザイン部門 金賞・特別賞(韓国)、CCDOデザインアォードほか多数 □影響:− □今後:あらゆる日用生活用品、デジタル関連機器など
■Personal
□生年月日など:東京都生まれ □出身校:− □オフィス:愛知県 □Webサイト:− □メール:− □家族:− □座右の銘:− □人物:
■Favorite
□−
■Keyword
□地球温暖化/エコ:デザイナーとして率先的に考えていかなければいけない。
□地場産業:デザインの力で何としても盛り上げていきたい。
□CAD:こなせばこなすほど原点(アナログ)の重要さを感じている。
□ドバイ:良くも悪くも一度は行ってみたい。
■Message
□宇宙の神秘のような壮大なことに触れると、自分が毎日闘っている世界の小ささに愕然としますが、それでもやっぱりこの世界に戻ってきてしまいます。だからこれからもデザインを追い続けていくのだと思います。
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レストラン向けテーブルウェア「hanahana」
(クリックで拡大)

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 FILE 09 岡本桂子/KEIKO OKAMOTO DESIGN
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン、ジュエリーデザイン、グラフィックデザイン/「Planet Cup」(カップ&ソーサー) 、「Bag Stool」(椅子) □ツール:Illustrator、Photoshop □受賞歴:2006年 グッドデザイン賞受賞 □影響:安藤忠雄、三宅一生、イサム・ノグチ □今後:時計から家具まで。生活空間に関わるもの全般
■Personal
□生年月日など:1974年1月4日神戸市生まれ、A型 □出身校:金沢美術工芸大学/Buckinghamshire Chilterns University Collage □オフィス:神奈川県川崎市中原区 □Webサイト:http://www.coz-design.com/keiko/ / http://www.shimashimauk.com/ □メール:keiko@coz-design.com □家族:既婚 □座右の銘:こころのままに □人物:チェ・ゲバラ
■Favorite
□スポーツ:水泳、テニス/クルム伊達公子 □音楽:Herbie Hancock、忌野清志郎 □映画:「アメリ」「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」/ウディ・アレン □食べ物:エスト・ローヤルのシュークリーム
■Keyword
□地球温暖化/エコ:ごみの少量化・分別から始めています。
□地場産業:土地の物を使い、土地の物を食べる。
■Message
□世界が急激にネガティブな方向に向かっていますが、使うことで人の心を楽しくさせるようなモノ作りを続けていきたいと思います。
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「Planet Cup」
丸い底のカップは、ドーナツ型の皿の上で自由に角度を動かせるカップ&ソーサーとなります(クリックで拡大)
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「The Bag Stool」
スツールとしても、小物入れとしても使用できる、インテリアに溶け込むスツール(クリックで拡大)

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 FILE 10 岡本麻理
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン/「太陽と山の滑り台」「ラブラブシーソー」 □ツール:AutoCAD、VectorWorks □受賞歴:− □影響:イサム・ノグチ、ガレ □今後:ブランコ
■Personal
□生年月日など:1972年10月21日静岡県生まれ、てんびん座、B型 □出身校:ICSカレッジオブアーツ □オフィス:静岡県浜松市中区板屋町100-15 東洋ビル8F オフィストーヨー内 □Webサイト:http://okap1660004.web.fc2.com □メール:okap1660004@yahoo.co.jp □家族:既婚・長男1人 □座右の銘:自分が幸せでなければ他人も幸せにはできない □人物:シャネル、クリムト
■Favorite
□スポーツ:合気道、水泳 □音楽:サティ、鼓童、シャーディ □映画:「ヤング・アインシュタイン」 □食べ物:卵とじうどん、カルピス
■Keyword
□地球温暖化/エコ:現代人も昔の人のように、もっと自然の気持ちを考えて物事を作ることも必要だと思う。新しさ、性能、かっこいい、+エコもこれからデザインの中に含まれれば、より豊かなデザインになるのではないでしょうか。自分の健康を保つのと同じように地球の健康管理を怠ってしまえば、いずれ大変なことになりかねません。エコ精神は必要だと思います。
■Message
□子供を育てている母親に、安らぎ、美しさ、楽しさを感じてもらえたらいいな、という思いも込めてデサインしております。
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「太陽と山の滑り台」
上座と登り台は木材を使用(クリックで拡大)
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「ラブラブ」
世の中が平和になるシーソー提案(クリックで拡大)

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 FILE 11 岡安 泉/岡安泉照明設計事務所
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* ■Design
□作品:照明計画、照明器具設計/照明計画 青木淳「白い教会」、照明器具「kaleidoscope」「float」 □ツール:AutoCAD、DIALux □受賞歴:− □影響:− □今後:とっても大きくて蠢く照明器具
■Personal
□生年月日など:1972年2月18日神奈川県生まれ、みずがめ座、A型 □出身校:日本大学農獣医学部農業工学科 □オフィス:東京都千代田区内神田2-13-8 BMビル302 □Webサイト:http://www.ismidesign.com □メール:info@ismidesign.com □家族:既婚・長女1人 □座右の銘:信じ、許し、そして待つ(スクールウォーズ) □人物:徳川家康
■Favorite
□スポーツ:サッカー/ロベルト・バッジオ □音楽:あがた森魚、大槻ケンヂ □映画:「王様の映画」/カルロス・ソリン □食べ物:蕎麦、日本酒
■Keyword
□少子高齢化:「近頃の若い者は…」と言いたくなったときの相手がたいして歳が変わらないとすれば、年老いたときの会話のネタがひとつ減るかもしれませんね。いずれにしてもあまりよいことだとは思っていませんが、解決の一助となる知恵も持ち合わせていません。
□地球温暖化/エコ:いまの地球人口で使用エネルギーを控えても地球環境は維持できないのですよね? 我々が今の豊かさを手放すことができないとすれば、エネルギー使用量を控える以上に豊かさを維持したままの新しい省エネルギー体系を作ることのほうが急務だと思っています。メーカーのコマーシャルではない省エネルギー体系制作のお手伝いができたらよいと思っています。
□携帯電話:便利です。しかし使いこなせません。最近ちょっと薄いのに変えました。
□地場産業:国内生産・国内消費が使用する人々にとってプライドと位置付けることがさらに進めば大きく前進することだと思っています。
□ドバイ:千年王国もしくはバベルの塔です。人類の築いてきた文明の頂点としてやりたいことを目一杯やる場所が地球上に1カ所ぐらいあってもよいと思っています。
■Message
□来年はどのようなことが起こるのか? 最近、年末には必ずそう思います。そして近年、驚くほど刺激的なことが身の回りで起きています。新しい年もそのような年であればよいと思っています。
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「float」
光源から吊られた展示台と同じ形の光を出す照明器具。少しはみ出させた光が床に投影されて日蝕のようになる(クリックで拡大)

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 FILE 12 加賀武見
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン(中身のないもの系)/化粧品「Deborah:Milano-Tokyo」、花瓶「fiori chiari:Takemi:Miraggio」 □ツール:手描き □受賞歴:1999年 富山県プロダクトデザインコンペティション 富山デザイン賞/2003年 Porada International Design Award 最優秀賞 □影響:アンドレア・ブランツィ、パオラ・ナボーネ □今後:腕時計
■Personal
□生年月日など:1971年5月20日大阪府生まれ、おうし座、B型 □出身校:武蔵野美術大学短期大学部専攻科 □オフィス:東京都品川区戸越5-2-1 806 □Webサイト:www.takemidesign.com □メール:takemikaga@yahoo.co.jp □家族:独身 □座右の銘:花 □人物:良寛
■Favorite
□スポーツ:プロ野球/バース □音楽:ピアノ/キース・ジャレット □映画:「コーヒーアンドシガレッツ」/ジム・ジャームッシュ □食べ物:海老、ワイン
■Keyword
□少子高齢化:移民を募る □地球温暖化/エコ:ルールが必要 □携帯電話:人気モノ □地場産業:実力派 □CAD:便利ツール □ドバイ:幸運
■Message
□−
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ミラノにある化粧品会社、DEBORAH社の商品企画。寿司から着物などのニホンブームを欧州の若い女の子たちに日本を知るきっかけになればという想いが込められています(クリックで拡大)
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12匹の魚たちと一緒に時間の中を泳いでみませんか? この時計1つで雰囲気がガラッと明るく変わりますよ!(クリックで拡大)

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 FILE 13 川野 博/Hiroshi Kawano DESIGN
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Photo by Takumi Ota
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* ■Design
□作品:インテリア設計、プロダクトデザイン(家具、照明、生活用品など)/照明「BLOOM」、フルーツボウル「VAGGA」 □ツール:VectorWorks、Canvas □受賞歴:2008年 New+Notable 2008 ; the year's smartest products選出(米国・I.D.誌)、Interior Trends 2009選出(ドイツ・ケルン国際家具見本市)/2007年 interior innovation award for cologneノミネート(ドイツ・ケルン国際家具見本市)/2006年 校友会奨学金、多摩美術大学 □影響:Ronan and Erwan Bouroullec □今後:ソファ、収納家具、ペット用品(特に猫)、ジュエリー
■Personal
□生年月日など:1971年1月12日神奈川県生まれ、やぎ座、O型 □出身校:多摩美術大学造形表現学部デザイン学科スペースコミュニケーション分野 □オフィス:神奈川県相模原市文京1-16-1 □Webサイト:http://www.hiroshikawanodesign.jp/ □メール:info@hiroshikawanodesign.jp □家族:独身 □座右の銘:思考は現実化する □人物:白洲正子、小林秀雄
■Favorite
□スポーツ:サッカー、高校野球 □音楽:1960年代ロック、クラシック □映画:ウッディ・アレン、パトリス・ルコント □食べ物:ビール
■Keyword
□少子高齢化:日本人若手デザイナーは、この時代的課題をむしろチャンスと捉えるべきだと思います。
□地球温暖化/エコ:正しい情報の入手・把握はとても難しいので、何かを提案する場合は決して安易に考えるべきではないと思います。
■Message
□これまで"Always try to find valuable solutions with higher aesthetics."をモットーに国内外でデザイン活動をしてきました。
米国金融危機から始まった世界規模の大変化により、今後は世界中の若手デザイナーがより正しく・厳しく評価される時代になっていくのでは、と期待しております。
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「BLOOM floor lamp」
2008年にligne roset(フランス)より発表(クリックで拡大)
Edited by ligne roset
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「VAGGA fruit bowl」
70×70展(主催:スウェーデンデザイン工芸協会)などに出展。2008年発表(クリックで拡大)
Photo by Takumi Ota

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 FILE 14 五島史士/FUMIAKI GOTO design
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン(家具、生活雑貨)、空間、グラフィック/木製手洗器「Washbowlシリーズ」 □ツール:Rhinoceros、Solidworks、Illustrator、Photoshop □受賞歴:2008年 グッドデザイン静岡 マネジメント賞 □影響:Paul Kjaerholm、Jasper Morrison □今後:ドアノブ、自転車、身体と密接に関係するプロダクト
■Personal
□生年月日など:1972年長崎県生まれ □出身校:芝浦工業大学建築工学科 □オフィス:東京都大田区田園調布 □Webサイト:http://www.f-gotodesign.com □メール:fumiaki.goto@nifty.com □家族:− □座右の銘:十人十色 □人物:−
■Favorite
□スポーツ:野球、テニス/野茂英雄、下柳剛 □音楽:ボサノバ、ジャズ/ジョアン・ジルベルト □映画:「ニュー・シネマ・パラダイス」/ジム・ジャームッシュ 、ジュセッペ・トルナトーレ □食べ物:うに、マーボー豆腐
■Keyword
□少子高齢化:人間社会にとっては大問題。でも増えすぎた一種の動物としては必然でしょうか。
□地球温暖化/エコ:今の「エコ」はエコ教という宗教。「寝る」「食べる」と同じくらい、もっと自然に考え行動しなければいけないことだと思います。
□携帯電話:人間の矛盾の象徴的な道具。
□地場産業:寂しいですが、せっかくの技術も今の市場原理型の資本主義の中では淘汰されていくしかないと思います。
□CAD:融通の利かない便利な道具。
□ドバイ:バブル

■Message
□デザインとは、表現ではなく目的のためのより良い手段を考えること。モノを作り出すことだけでなく、作り出さないことも私たちデザイナーの大切な仕事だと思います。難しいですが…。

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2008年秋に杉本家具より発表された木製手洗器「Washbowlシリーズ」の新作「BARUKA」(手前)、「ISOLA」(奥)
(クリックで拡大)

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 FILE 15 小林雅之/studio vaersgo
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* ■Design
□作品:インテリア、プロダクト(日用品)/椅子「ヒュケリスツール」、茶托「コウタク」、キャビネット「トバコ」 □ツール:模型、VectorWorks □受賞歴:2006年 第5回 暮らしの中の木の椅子展入選/2008年 第6回 暮らしの中の木の椅子展針葉樹部門入選 □影響:ケアホルム夫妻、前川國男、黒田辰秋など多数 □今後:家具、空間、器
■Personal
□生年月日など:1974年新潟県生まれ、てんびん座、A型 □出身校:大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業 □オフィス:東京都杉並区西荻南 □Webサイト:http://www.vaersgo.com □メール:info@vaersgo.com □家族:既婚 □座右の銘:阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ) □人物:上杉謙信、岡倉天心、白洲正子
■Favorite
□スポーツ:サッカー □音楽:バーデン・パウエル □映画:「永遠と一日」「夢」/アンドレイ・タルコフスキー、アルノー・デプレシャン □食べ物:豆腐、緑茶、コーヒー
■Keyword
□地球温暖化/エコ:温暖化に関しては諸説あり何が本当なのか、判断しにくくなってきていると思います。個人的には、温暖化よりも地球資源の枯渇のほうが問題だと思っています。限りある資源を大切にし、循環できる資源をいかに有効に使うかが、CO2削減につながり、結果、温暖化の改善にもつながるはずです。
リサイクル可能な素材を使うこと、遠方から輸送されてきた品物は使わない、自然エネルギーの利用…最近よく言われていることですが、それらは昔から日本人が生活する上で大切にしてきたことです。もったいないと思う精神、地のものを使い、旬のものを楽しむ、四季を喜び、自然を大切に思うこと。乱伐せずに管理された森は限りなく資源を提供してくれます。光、風、水、火、森などに科学技術をプラスし、日本国内の資源で可能な限り国内需要をまかなえるようにすること。衣食住すべての分野において実施していくことが一番のエコロジーだと思っています。
私自身もそうですが、便利になりすぎて見えなくなっているものがたくさんあるはずです。私たちは機械文明から離れることはできませんが、より自然に近づいていく文明に向かうことはできると思います。
□地場産業:最近の民芸ブームもあるのか、地場産業が見直されています。見本市などでも、数年前まではメーカーのブースがほとんどでしたが、近年では不況の影響もあるとは思いますが産地単位のブースがほとんどになり、その地方独自の特色を出した展示になっています。また、デザイナーを起用し新たな試みを行ったりするところも増えています。個人的には賛成で、その地方の特色を売りにしていくことは良いことのように思っているのですが、かといって景気のいい話はあまり聞きませんので、やはりどこかに問題があるような気がします。
それとは逆に、老舗企業の安定を特集しているテレビ番組を拝見しました。100年以上続いている企業は景気に左右されることがないそうです。この不景気に何とも不思議な話ですが、老舗企業は伝統として守るべき箇所と変革するべき箇所のバランスが良いのではないでしょうか。
地場産業は今まで、伝統を徹底して守り抜くやり方を通してきました。そのために流行り廃りに左右されやすかったのではないでしょうか。現在の地場産業の見直しが、ただ一時代の流行りになってしまわないよう革新的な試みも続けていくべきです。そのモノの品位を大切にし、いかにブランド化していくかが生き残る道の1つだと思っています。
■Message
□温暖化/エコと地場産業は私自身にも大事なテーマとなっています。自分がこれから何をするべきか、何ができるのか、日頃考えていることを少し簡単に書かせていただきました。
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「Tobako(トバコ)」
国産材を使い自然塗料で仕上げた収納。四方の格子戸が外れオープン収納にもなります(クリックで拡大)
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「Hyggelig Stool(ヒュケリスツール)」
産地認証された国産間伐材の杉・檜を使用したスタッキングスツール(クリックで拡大)

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 FILE 16 渋谷哲男/Shibuya design studio
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン(非電気系)/「TUBE doorstopper」「FUNNEL」 □ツール:Illustrator、Photoshop、Shade □受賞歴:1998年 TDW主催 デザインプレミオ グランプリ/1999年 札幌国際デザイン賞グランプリ、SOFUチェアデザインコンペ銀賞/2003年 富山プロダクトデザインコンペ入賞/2006年 富山プロダクトデザインコンペ入賞/2007年 100% Design Tokyo出展/2008年 ミラノサローネ サテリテ出展 □影響:「そういう考え方があったのか」とか「そうだよね」と気づかせてくれるデザイナー、職人、エンジニア、すべての人 □今後:さまざまな地域の優れた素材、技術を使ったアイテム。テーブルウェア、家具、照明、時計、腕時計、家電、カメラ…ありすぎて困ります。
■Personal
□生年月日など:1974年3月27日埼玉県生まれ、おひつじ座、A型 □出身校:育英工業高等専門学校工業デザイン学科 □オフィス:埼玉県朝霞市 □Webサイト:http://www.shibuya-d.com □メール:welcome@shibuya-d.com □家族:独身 □座右の銘:− □人物:−
■Favorite
□スポーツ:− □音楽:STING、U2、玉置浩二、COLDPLAY、TICA etc. □映画:− □食べ物:和・洋・中、甘いもの、辛いもの なんでもよく食べます。
■Keyword
□少子高齢化:デザインがこの本質的な問題を解決することは難しいと思いますが、少子化および高齢化から引き起こされる具体的問題に対してはサポートできることがあると思います。
□地球温暖化/エコ:人間同士の紛争という問題がさまざまな地域で続く中、私たちは「地球温暖化」という新たな問題を抱えることになりました。技術的な発展による温暖化抑制はもちろん進めるべきですが、慌ただしい生活の中だとエコは優先順位が下がるのが実情。時間と心の余裕が必要だと思います。温暖化抑制のために極端な生活の変化を強要することは難しいでしょう。その点をバランス良く解決するのがデザイナーの役目だと思います。
□携帯電話:情報ツールとして大変便利。コミュニケーションツールとしても、もちろん便利ですが、ちょっとわずらわしく感じる時もあります。なぜなら、こちらの状況にかかわらず相手の便利さに応えないといけないですから…。子供の頃見た無骨な自動車電話が発展し、こんな小さな携帯電話になるとは思いませんでした。端末デザインにも興味があります。
□地場産業:全体としてみれば、危機感と可能性の両方のイメージがありますが、デザイナーにとっては地場産業のもつ技術、素材に対して可能性を感じるほうが大きいと思う。あとは地場産業側がデザイナーに可能性を感じてもらえるとよいのですが。そうなれば、うまく両輪が回り前進します。
□CAD:現代のモノ作りにとって重要なツール。個人的にはCADを駆使せずにのんびりとラフモデルを削ったり、しゃべったりしてデザインしていくのが好きです。
□ドバイ:「世界一」「世界最大級」のオンパレード。脱石油経済で発展している21世紀のメトロポリスですが、建造物の高さで世界一を競い合うところは完全に20世紀型だと思います。でも、建設技術の発達にかなり寄与しているでしょう。旅行で一度行ってみたい。ドバイの思うツボですね。
■Message
□pdwebの読者の皆様、あけましておめでとうございます。
アンケート内容を読んでいただきありがとうございました。ここ数年でたくさんの70年代生まれのデザイナーの知り合いができ、日々、交流しながら楽しくデザイン活動しています。2009年もデザインを通してより多くの方々や素材と巡り会えるようにしたいと思います。どこかでお会いしましたら、気軽に声をかけてください。
皆様のこの一年のご健康と、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
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「TUBE doorstopper」
絵の具のチューブの形をしたドアストッパー。普段見慣れているモノがまったく別の機能をもつ道具に生まれ変わりました(クリックで拡大)
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「dish-wish mirror」
トレイ付き壁掛けミラー。鏡に映ったトレイはハートの形。幸せでもあり切なくも見える半分のハート(クリックで拡大)

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 FILE 17 清水慶太/クリエイティブノルム
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* ■Design
□作品:プロダクトデザイン(家具等)/ダイニングセット「NAVIS」(カンディハウス)、アームチェア「PRUA」(天童木工)、いぐさ家具「IGSA series」(添島勲商店)など □ツール:Adobe社製品ほか □受賞歴:2005年 トーヨーキッチン“デザインセプテンバー”キッチンデザインコンペ優秀賞/2008年 デザインレポートアワード(ミラノサローネ・サテリテ)GIBAとしてノミネート/2008年 グッドデザイン賞(PRUA/天童木工)/2008年 グッドデザイン賞(IGSA series/添島勲商店) □影響:川上元美、清水忠男、井上昇 □今後:オフィス家具、生活雑貨、家電製品、店舗空間
■Personal
□生年月日など:1974年4月23日東京生まれ □出身校:東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了 □オフィス:神奈川県横浜市神奈川区片倉2-30-3(クリエイティブノルム) □Webサイト:http://www.keitashimizu.com □メール:contact@keitashimizu.com □家族:既婚・妻、息子 □座右の銘:質実、必然 □人物:リアルタイムで知らない特定の有名人を、教科書や伝記の情報だけを頼りに尊敬するのは難しい。陰で歴史を築いてきた無数の無名の人たちをリスペクトしたいと思う。
■Favorite
□スポーツ:中田英寿 □音楽:アコースティックなインスト系(クラシック含む)/坂本龍一 □映画:「2001年宇宙の旅」 □食べ物:ピッツァ、パスタ、肉料理、コーヒー、ビール
■Keyword
□少子高齢化:社会の構造が大きく変化していく中で、デザインが果たすべき役割も多様化してくると思う。少子高齢化への対策プロジェクトには、早い段階からデザイナーも関わるべきではないだろうか。
□地球温暖化/エコ:「エコ」が売り文句として通用する時代が早く終わるとよいと思っている。当たり前のこととして地球環境に配慮した生活を送りたい。当たり前の条件としてデザインに取り組みたい。
□携帯電話:正直、料金が複雑すぎて分からないし使わない機能も多すぎる。「ケータイにあまり詳しくないユーザー」として率直なデザインをしてみたい。
□地場産業:著名なデザイナーを起用して展示発表すれば売れるわけではなく、企業リスクを背負ってまで遂行する不断の営業努力が必要な気がする。発想は大胆に、仕事は丁寧に。
□CAD:CADを使いこなす前に、手でモノを作ったり絵を描いたりして、自然の摂理を理解し、人間の感覚を養っておく必要があると、パソコンのモニタから飛び出したような製品を見るたびにつくづく思う。
□ドバイ:今お金を目当てにアプローチしても、つながらない気がする。ドバイがマテリアルワールドを卒業してある程度成熟した頃に、メンタルに働きかけるデザインをする形で関われればよいと思う。
■Message
□トレンドやユーモアからは少し距離を置いた作風ですが、芯の通った価値観や世界観を創出できる実直なデザイナーでありたいと常々思っている結果かもしれません。今は家具を中心にデザイン活動をしていますが、ジャンルを問わずさまざまな“物事”をデザインしたいと思っています。
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「PRUA」
美しい弧を描く成形合板によるシェルが、スチール脚の上で独特の浮遊感を見せる。背と座のジョイント部分に高度な技術を採用。2008年度グッドデザイン賞受賞(天童木工)(クリックで拡大)
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「chub-table」
現代に甦ったちゃぶ台。3cm程度の隙間に収納可能。1枚のメラミン化粧板から切り出された、無駄のないエコロジカルなアイテム(サシヒロ)(クリックで拡大)

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