pdweb
無題ドキュメント スペシャル
インタビュー
コラム
レビュー
事例
テクニック
ニュース

無題ドキュメント データ/リンク
編集後記
お問い合わせ

旧pdweb

ProCameraman.jp

ご利用について
広告掲載のご案内
プライバシーについて
会社概要
コラム

坂井直樹のデザイン色眼鏡

第44回:建築家の藤井信介さんデザインによる新発想の本棚
登れる斜め本棚の家


坂井直樹さんのコラム「デザイン色眼鏡」では、コンセプター坂井直樹さんに、モノをメインにデザインを取り巻く状況を語っていただきます。

イラスト
[プロフィール]
坂井直樹:コンセプター。株式会社ウォーターデザイン代表取締役。1947年京都生まれ。19歳で渡米し、サンフランシスコで「Tatoo T-shirts」が大ヒット。帰国しテキスタイルデザイナーとして活躍した後、80年年代後半に「Be-1」(日産自動車)や「O-product」(オリンパス)のコンセプトを手掛け脚光を浴びる。その後もau design projectで数々の先進的な携帯電話のデザインをプロデュースするなど、コンセプトからデザインまで革新的なビジネスをクリエイティブしている。


●斜めに倒した壁に本棚を

床から天井まで伸びる本棚は美しいが、高いところにあるシェルフにアクセスすることは問題になる。映画で見るような大きな書斎には、ハシゴが置かれ、それが背の高い本棚に魅力を加える。

しかし日本のような小さな住宅では、高い本棚を設置する余裕があまりない。そこで、建築家の藤井信介さんは、地震の安全性という別の問題も解決するシンプルですばらしい解決策を思いついた。

横浜市の高台に建つ住宅。震災直後、読書好きなクライアントから、高い位置の本も出し入れしやすく、地震でも本が落ちにくい本棚のある家の依頼があった。 また、同時に高台の景色を眺めながら読書の楽しめる空間が求められた。

そこで、西側の壁を斜めにすることで、子供から老人まで簡単に登ることができ、高い位置の本も容易に出し入れ可能である本棚のある家の提案を行った。 棚板を斜めの壁に対して垂直に作ることで、地震時の落下防止にもなる安全な本棚となった。このアイデアは良いですね。

http://fujiia.c.ooco.jp/


イラスト
高いところの本も取りやすい。(クリックで拡大)

イラスト
部屋の空間も広々とした印象。(クリックで拡大)

イラスト
外観は逆台形のフォルム。(クリックで拡大)









Copyright (c)2007 colors ltd. All rights reserved