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コラム

坂井直樹のデザイン色眼鏡

第36回:異分野の組み合わせが価値を生み出す
栓抜きと洗濯ばさみ



坂井直樹さんのコラム「デザイン色眼鏡」では、コンセプター坂井直樹さんに、モノをメインにデザインを取り巻く状況を語っていただきます。

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[プロフィール]
坂井直樹:コンセプター。株式会社ウォーターデザイン代表取締役。1947年京都生まれ。19歳で渡米し、サンフランシスコで「Tatoo T-shirts」が大ヒット。帰国しテキスタイルデザイナーとして活躍した後、80年年代後半に「Be-1」(日産自動車)や「O-product」(オリンパス)のコンセプトを手掛け脚光を浴びる。その後もau design projectで数々の先進的な携帯電話のデザインをプロデュースするなど、コンセプトからデザインまで革新的なビジネスをクリエイティブしている。


●ランドリーとバーが融合した「WASBAR」

「栓抜きと洗濯ばさみ」がロゴマークの「ランドリーとバーが融合した新しいスタイルの店舗」がベルギーに出現した。ドリース・ヘナウさん(29歳)とユーリ・ファンデンボーガールデさん(26歳)の若い男性2人が2012年10月、「WASBAR」をオープンさせた。

●合理的な時間の過ごし方を

「退屈で古びたランドリーは多い。音楽や飲食も提供できれば、より良い雰囲気の空間をつくれるはず」と起業を決心した。2人はドラム式の洗濯機の脇に、木製のテーブルやイス、ソファなどを配置し新たな憩いの場を作った。内装にもこだわる一方、あえて生活感を同居させた。

日本のように狭い住宅では、洗濯機とリビングルームがすぐ隣というケースもあるので、そう違和感はない。あえて生活感を同居させコンフォート感を出している。ビール片手にゲームなどを楽しみ、洗濯が終わるのを待つ。というのは合理的な時間の過ごし方だ。

こういう異分野の店舗が組み合わせによって、価値を持つ業態はまだまだありそうだ。


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入り口に「WASBAR」のロゴ。写真中央上部の円に「栓抜きと洗濯バサミ」のマーク。(クリックで拡大)

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「WASBAR」の店内。以下同。(クリックで拡大)

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