pdweb
無題ドキュメント スペシャル
インタビュー
コラム
レビュー
事例
テクニック
ニュース

無題ドキュメント データ/リンク
編集後記
お問い合わせ

旧pdweb

ProCameraman.jp

ご利用について
広告掲載のご案内
プライバシーについて
会社概要
コラム

坂井直樹のデザイン色眼鏡

第30回:フロッグのハルトムート・エスリンガーを振り返る
80年代のアップルが描いた未来デザイン



坂井直樹さんのコラム「デザイン色眼鏡」では、コンセプター坂井直樹さんに、モノをメインにデザインを取り巻く状況を語っていただきます。

イラスト
[プロフィール]
坂井直樹:コンセプター。株式会社ウォーターデザイン代表取締役。1947年京都生まれ。19歳で渡米し、サンフランシスコで「Tatoo T-shirts」が大ヒット。帰国しテキスタイルデザイナーとして活躍した後、80年年代後半に「Be-1」(日産自動車)や「O-product」(オリンパス)のコンセプトを手掛け脚光を浴びる。その後もau design projectで数々の先進的な携帯電話のデザインをプロデュースするなど、コンセプトからデザインまで革新的なビジネスをクリエイティブしている。


●エスリンガーによる初期のアップルデザイン

アップルの初期の最も象徴的なデザインは社外デザイナーによるものだった。スティーブ・ジョブズの良きパートナーとして初期のアップル製品のデザインを支えたフロッグのハルトムート・エスリンガー。

アップルは1982年、全社に共通するホリスティック(全体論的)なデザイン戦略を開始したのもエスリンガーだった。彼が当時デザインした「アップルの未来デザイン」コンセプトは楽しさに満ちている。


●80年代の未来イメージ

80年代の角を丸くとったカラフルなアップルコンピュータは、タブレットから初期の携帯電話、さらには腕時計に、至るまで自在に多岐にわたるプロダクトデザインを行っている。さすがに10キーのケータイはiPhoneの鮮烈なデザインには勝てないが、スチレンボードで作ったラフなモックアップが、かえってアイデアスケッチのような軽やかさを感じる。

ヘッドセットや後のApple Watchのようなプロダクトも希望に満ちている。ヘッドホンは今見てもユニークなフォルムだ。そしてマウスなどのプロダクトは当時の四角い自動車を彷彿とさせる。

一方1997年のVAIOノートパソコン505シリーズはずいぶ後なので、勝手な想像だがVAIOのシリンダー形状と本体とディスプレイのヒンジ部のバッテリーの形状などはエスリンガーの影響を受けたのかもしれない。

●参考サイト。さまざまな過去のモックアップ写真が掲載されている。
http://www.theverge.com/2014/5/28/5757414/apple-prototype-tablets-phones-laptops-from-the-80s-photos


イラスト
エスリンガによるモックアップの数々(クリックで拡大)

イラスト
(クリックで拡大)

イラスト
(クリックで拡大)

イラスト
(クリックで拡大)

イラスト
(クリックで拡大)

イラスト
(クリックで拡大)

イラスト
(クリックで拡大)

















Copyright (c)2007 colors ltd. All rights reserved