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コラム

坂井直樹のデザイン色眼鏡

第26回:イギリス人デザイナー、ダンカン・ショットンの視点
醤油皿の再デザイン


坂井直樹さんのコラム「デザイン色眼鏡」では、コンセプター坂井直樹さんに、モノをメインにデザインを取り巻く状況を語っていただきます。

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[プロフィール]
坂井直樹:コンセプター。株式会社ウォーターデザイン代表取締役。1947年京都生まれ。19歳で渡米し、サンフランシスコで「Tatoo T-shirts」が大ヒット。帰国しテキスタイルデザイナーとして活躍した後、80年年代後半に「Be-1」(日産自動車)や「O-product」(オリンパス)のコンセプトを手掛け脚光を浴びる。その後もau design projectで数々の先進的な携帯電話のデザインをプロデュースするなど、コンセプトからデザインまで革新的なビジネスをクリエイティブしている。


●立体のように見える醤油皿「SOY SHAPE

このプロダクトをデザインしたダンカン・ショットンは、東京を拠点にしているイギリス人の若手デザイナーだ。彼の仕事は主に、雑貨、包装、グラフィックやインターフェイスのデザインなど。

3次元ジオメトリの錯覚を与える醤油皿をデザインした。不規則な内面に浅い深度で作られたレリーフが醤油で発生する自然な色のグラデーションを作り立体のように見える「SOY SHAPE」は、岐阜の職人によって制作された。

醤油皿だけではなくパッケージまで丁寧にデザインされている。最初画像を見たときには三次元の茶色のものかと勘違いした、同時にこれは日本人デザイナーではないと感じた。

常に我々が持つバイアス(先入観)を改めて感じた。まず醤油皿に関心を持ち、ここまで再デザインしようとする日本人デザイナーはおそらくいないだろう。

http://dshott.co.uk/jp


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「SOY SHAPE」のスケッチ(クリックで拡大)


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醤油のグラデーションがきれいな「SOY SHAPE」(クリックで拡大)

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デザインは2種類(クリックで拡大)

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(クリックで拡大)

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裏面(クリックで拡大)

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パッケージ(クリックで拡大)




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