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コラム

坂井直樹のデザイン色眼鏡

第13回:パーソナルドローン革命が起こっている
ドローンはスマートフォンの飛行隊

坂井直樹さんのコラム「デザイン色眼鏡」では、コンセプター坂井直樹さんに、モノをメインにデザインを取り巻く状況を語っていただきます。

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[プロフィール]
坂井直樹:コンセプター。株式会社ウォーターデザイン代表取締役。1947年京都生まれ。19歳で渡米し、サンフランシスコで「Tatoo T-shirts」が大ヒット。帰国しテキスタイルデザイナーとして活躍した後、80年年代後半に「Be-1」(日産自動車)や「O-product」(オリンパス)のコンセプトを手掛け脚光を浴びる。その後もau design projectで数々の先進的な携帯電話のデザインをプロデュースするなど、コンセプトからデザインまで革新的なビジネスをクリエイティブしている。


●自律移動する小型無人航空機(UAV)

「新世代のドローンは、本質的にスマートフォンの飛行隊なのだ。自動操縦装置のエレクトロニクスはスマートフォンに似てきており、違いはソフトウェアだけである」(クリス・アンダーソン)

元々軍事用に開発された技術が民間転用されて普及した例はGPSやインターネットなど数々あるが、無人機ドローンもまた米軍の軍事技術のスピンアウトだ。

「ドローン」とは、元々軍事用に開発された自律移動する端末ロボットのうち、小型の無人航空機(UAV)のことを指し、 ラジコンは本来の意味は「電波を利用した無線遠隔操作を利用した機器」になるのまったく別物。


●クリス・アンダーソンの3Dロボティクス

時代の先を読んで行動したビジョナリーの1人としてクリス・アンダーソンが知られている。「フリー」や「ロングテール」などの著作で知られるアンダーソンは、2012年まで米誌「ワイアード」の編集長を務めていた。

しかし、自らが立ち上げたドローン(無人航空機)製造会社3Dロボティクスの業務に専念するため、2012年秋に突然、編集長の職を辞任した。そしてたった数年間で3Dロボティクス社はドローン業界でも有数の企業に育った。
クリスアンダーソンの名文。簡単にいえば、安く小さな新世代のドローンは、本質的にスマートフォンの飛行隊なのである。これまでにも増して、自動操縦装置のエレクトロニクスはスマートフォンのそれに似てきており、違いはソフトウェアだけである。

1兆ドルの経済規模をもつ携帯電話産業に便乗することの利点は、技術的にも経済的にも驚くほど大きい。どうしていまパーソナルドローン革命が起こっているのかを理解したければ、ただ自分のポケットを見ればいいだけなのである。

7月にドローン規制法案が衆院を通過し、まだまださまざまな議論がドローン界隈では続いている

●参考Web
http://shinkinjo.com/?p=998

http://www.huffingtonpost.jp/masaki-ishitani/drone-hydrofoil_b_7822488.html?utm_hp_ref=japan


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3Dロボティクス社を立ち上げた元ワイアードの編集長のクリス・アンダーソン氏

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ドローンはスマートフォンの飛行隊?

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水空両用型のドローンも登場してきた


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