┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥       pdwebメールマガジン第7号・・・2010/10/25      編集制作:pdweb.jp編集部 http://pdweb.jp ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┗…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ● pdwebメールマガジン第7号 目次 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ●リレーコラム:ギョーカイに一言 第7回:坂井直樹氏 ●新連載:上海的モノ生活 第1回 ●「pdwebデザインコンペ2010」のご案内 ●編集後記 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●リレーコラム:ギョーカイに一言 第7回:坂井直樹氏 第四次産業革命「環境エネルギー革命」とEV業界の今後 これまでに「産業革命」と言える構造転換は、おおよそ100年ごとに過去に3回 あった。いずれも、その新しいエンジンが社会のパラダイムを大きく変えた。 まず最初にジェームズ・ワットが、1769年に「蒸気機関」を開発し石炭の大量 消費が始まり、紡績、船舶、鉄道を中心とした一番目の「動力革命」が起き、 陸地には線路が張り巡らされ、海には蒸気汽船が世界を航海し社会はグローバ ル化し激変した。 そして1885年にはダイムラーが開発した内燃機関は、鉄鋼や自動車を中心とし た2番目の「重化学工業革命」を起こし、道路網が張り巡らされ高速道路も作 られ人々の移動はますます活発化した。 3番目が「情報革命」だ。デジタル情報革命は、1971年にインテルが世界初のマ イクロプロセッサー「情報機関(エンジン)」を発表し、その後1990年代初頭 に起きた劇的なインターネットの発展で、eコマースをはじめネットワーク上の さまざまなサービスを生み出し瞬く間に巨大な業界に育った。 そして今世紀に始まったのは、「環境エネルギー革命」という4番目の産業革命 だ。日本のメーカーがかつては得意としてきた自動車や家電などの分野でも、 産業の構造転換が起きている。その変化に対応していくには、自らが新しいプ ラットホームやプロダクトを生み出しルールメーカーにならなければならない。 「環境エネルギー革命」という4番目の産業革命が始まりつつある現在、日本は、 革命的なイノベーションを生み出さないとサバイブ出来ないだろう。「環境エ ネルギー革命」はエネルギインフラ、地球環境、都市環境、産業構造の全般の 変換に係る。その全般に触れるのには大きすぎるので、その中の1つEVを例に取 ることにする。 100年続いた内燃機関からEVにエンジンが変わると社会がダイナミックに変化し、 求められる技術がまったく変わるだろう。自動車に求められる技術は、かつて は機械工学が中心だった。「技術のすり合わせ」が不可欠でメーカーにとって、 技術や製造の負荷が大きくなった。そしてエンジン・車体、すべてを内製にし た「垂直統合型」であり重厚長大の大企業になった。 一方EVの世界では、電池やモーターなどの制御技術が中心で水平分業によりパ ーツの外部委託が可能になり、最終組み立てのDELL型「寄せ集め技術」になる。 そしてスモール100に象徴されるように小規模のベンチャー型の企業が活躍で きる。 また、ITとの親和性が極めて重要になる。つまり、自動車産業の主役がデトロ イトではなくシリコンバレーに変わる可能性さえ出てきた。自動車業界の異端 児が、EV(電気自動車)で旋風を巻き起こしている。イーロン・マスクCEOが牽 引する米EVベンチャーのテスラ・モータースだ。テスラのようなベンチャー企 業が、日本のナンバーワン企業であるトヨタ自動車やパナソニックと提携した。 これは業界構造を激変させるだろう。実際テスラ・モータースが部品の調達能 力とIT技術でポルシェ並の高額なEVスポーツカーを1,200台売りきり、それを証 明した。 日本の情報通信(サービスモデル)や工業メーカー(プロダクト)の第四次産 業革命への準備は大丈夫だろうか? 坂井直樹 株式会社ウォーターデザイン 代表取締役・コンセプター 資料参考:日経コミュニケーション/itmedia ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■○■pdwebメールマガジンでは広告のご利用をお待ちしています。■○■ 新製品、各種セミナー/イベントの告知や集客などに、ご活用いただけます。 ■○■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。料金:1行6,000円〜。 ■○■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●上海的モノ生活 第1回 上海生活のセットアップ 何はなくとも携帯入手から 稲吉実菜子/フリーライター みなさん、はじめまして。今月から中国のトレンド情報をお伝えする稲吉です。 「謝謝」「小龍包」くらいしか中国語を知らないというのに、オットの仕事の 関係でまさかの上海生活が9月末よりスタート。 折しも日本では中国での反日感情の高まりがニュースとなっていたものだから、 多少ビビって来たわけですが、予想に反してとりあえず上海ではまったく問題 なしでした。そして、「上海は国際的な大都市だから英語が通じる」というチ ャイニーズアメリカンの友人の予想も見事に外れ、中国語の必要性を感じてい る毎日です。 このコラムでは、日常生活レベルで私が感じた上海のモノを中心に、現地の最 新情報をお届けしたいと思います。まずは日常生活に欠かせない携帯電話のこ とから。 ●携帯とSIMカードは別売り 日本と違い中国ではまずSIMカードを入手→好みの機種を購入という流れ。さ っそく英語が通じそうな中心部の「中国移動通信(チャイナモバイル)」へ行 ったところ、外国人でもパスポートがあればその場でSIMカードが発行してもら えるという。 気になる料金体系はというと、私の場合とりあえずは通話時間が多い必要はな いので、一番シンプルな受信は無料、発信は約1.7 円/分(プラス毎月208円 の使用料)というプランにしてみた。今まで日本で使っていたドコモのバリュ ープランは最も安くても1分21円というから、さすがは中国。格安! その後、SIMカードにチャージする約650円と手数料の約130円を支払うと、毎 月の通話料もそこから引き落とされるので銀行の口座情報も必要なく、あっと いう間にSIMカードゲット! ●携帯購入も値切りOK 続いて肝心の携帯の本体を探しに中国版ヨドバシカメラみたいな量販店へ。こ ちら、面白いのはフロアには小売店のカウンターがたくさんひしめきあってい ることだ。つまり同じ機種でも買うお店によって値段もさまざまなわけで、 「まさに中国にいる!」という実感が高まる瞬間だった。 実は当初、iPhoneに買い替えようかとも思っていたのだけど、iPhoneはもちろ ん中国では携帯の本体自体が高額で、「安い携帯電話+iPod touch」の方が安 くすむと聞いていたので、ここでの目的はあくまで安い携帯を探すことだった。 たしかに3、4万円台の機種も多く、こちらの物価からしてもずいぶん高いとい う印象を受けた。 ちなみに、日本のようにSIMカードにロックがかけられていないので、携帯を 落とすと簡単に悪用される可能性がある上に、その後の事務手続きがやたら煩 雑らしいので、携帯電話プラスαという持ち方は多少のリスク分散になるかも しれない。とくに、iPhoneは高値で転売できるためにスリの標的にもされてい るとか。 それにしてもここの携帯売り場は小売店がとにかく多い。勘にまかせてある カウンターでシンプルなNOKIAの携帯の価格を聞いてみたところ、電卓をたた いて980元(約12,700円)だという。 ここでオットのカメラなし携帯が4,000円くらいだったという記憶と、言い値 の半分から価格交渉するといいという情報を思い出して、とりあえず電卓に 「450元(約5,850円)」と打ち込んで笑顔で問いかけてみた。 しかし、さすがに強気なリクエストだったのか苦笑している若手の店員さんの 答えは「650元(約8,500円)」。それでも一気に値下げしたではないか。その 後、両者の歩み寄りによって560元(約7,300円)でめでたく契約成立。初めて の交渉にしてはまずまず? その後先ほど手に入れたSIMカードを渡すと、そ の場で携帯本体にセットしてくれて無事に私の携帯は開通したのだった。 こうしてひとたび携帯ユーザーとなってみると、周りの人の携帯事情が気にな ってくる。驚いたのは上海では地下鉄の車内でも携帯が通じることだった。 「地下鉄にいたので携帯に出られなかった」という言い訳はここでは通じない。 日本と違い、こちらでは車内での携帯電話の使用も問題ないようで、車内には やたら大きな声で通話している人もいるし、猛スピードで文字を打ち込んでメ ールに夢中になっている人もいる。 とくにメールは手軽だからか、私が体験レッスンを受けた語学学校やヨガスタ ジオ、果てはネイルサロンまでがメールでその後の営業をかけてくる。しかも、 セールスマネージャー個人の携帯アドレスからだったりする。 「さすがは中国!」とここでも素直に感心してしまう、向こうにしてみれば格 好のカモになりそうな私だった。 写真 http://pdweb.jp/mailmag/china01.jpg いたってシンプルなNOKIAの携帯&32GBのiPod touch。上海でまだiPod touchの 専用ケースを見つけられずにいるので裏側が汚れていくばかり(悲) ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●「pdwebデザインコンペ2010」のご案内 省略しました。 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集後記 ○今週後半からデザイン系のイベントが目白押しです。イベントではさまざま なプロトタイプもよく見掛けます。プロトタイプと現実の製品にタイムラグが 生じるのは当たり前ですが、その時間差がもっと縮まればいいのにと1消費者 としては無責任に思います。実際の市場がプロトタイプの実験の場であるよう な。ネットやITの世界はわりとそういう面がありますけど、実際のモノ作りの 世界はそんな簡単な話ではないですね。(M) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■取材・執筆・DTPデザイン・印刷物納品を行います! カラーズ(有) ■企業のユーザー事例、パンフレット、Webコンテンツなどの制作を行います。 ■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。お待ちしています。■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ pdwebメールマガジンNo.07 2010年10月25日発行 2,000部配信 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   pdwebメールマガジン登録変更および解除のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※このメールに返信はできません。配信アドレスの変更や停止を希望される 方は、pdweb.jpのトップページ右側の登録フォームにて操作をお願いいたし ます。 http://pdweb.jp ┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   編集・制作:pdweb.jp編集部   〒151-0071 東京都渋谷区本町1-20-2-909 カラーズ有限会社   お問合せ先 info@pdweb.jp   Copyright(C) Colors.,LTD. 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