┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥       pdwebメールマガジン第95号・・・2018/3/23       編集制作:pdweb.jp編集部 http://pdweb.jp ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┗…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ● pdwebメールマガジン第96号 目次 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ●リレーコラム:若手デザイナーの眼差し 第71回:北川大輔/株式会社DESIGN FOR INDUSTRY ●編集長のミニコラム 「デジタル手作りの時代」 ●pdwebなどの2018年度媒体資料のご案内 ●編集後記 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●リレーコラム:若手デザイナーの眼差し 第71回:北川大輔/株式会社DESIGN FOR INDUSTRY ○自己紹介 はじめまして。株式会社DESIGN FOR INDUSTRYの北川大輔と申します。 私は、2005年に金沢美術工芸大学を卒業し、その後(株)NECデザインを経て 2015年4月1日に「株式会社DESIGN FOR INDUSTRY」を設立しました。あと一週 間ほどでちょうど3年を経て、4年目を迎えます。このようなタイミングで機会 をいただきましたので、私のこれまでとこれからの想いなどをご紹介させてい ただきます。 ○インハウスと個人活動 私は、(株)NECデザインに入社してからのおよそ10年間に、PCや携帯電話、 スマートフォンといったB to Cや社会インフラといったBtoBのプロダクトデザ インを主に担当していました。特に携帯電話やスマートフォンのデザイン業務 で得られた知識と経験はとても得難いものでした。 0.01mm単位に潜む「意図のあるデザイン」や、あらゆる素材と加工条件による 「CMFデザイン」は今でも弊社の強みとして常に活きています。しかし大きな 企業ならではの「葛藤」も少なくはありませんでした。インハウスデザイナー であれば多くの方が一度は感じることだったと思います。 そこで当時の私は「個人活動」を始めました。2011年のことです。あくまで 「活動」であり年に1、2回のデザインイベントや展示会で「自主制作」を発表 する程度でしたが、そこでは日常業務では決して得られない「経験」と「人」 を得ることができました。 そういった「個人活動」を重ねる度、インハウスの業務に取り組む際の意識に も変化が起こり、いつしか「葛藤」と感じていたものは自分の「意識と認識の 不足」だったと思い知るに至りました。 そうして4年ほど「インハウス」と「個人活動」を続ける中でNECデザインの事 業方向が変わり始めたタイミングで、より密接に「個」としてものづくりに関 わりたいと思いDESIGN FOR INDUSTRYを設立することになりました。 ○現場 私は、デザイン(特にプロダクトデザイン)は1人では決して成り立たない仕 事であると常々感じています。無論これは当たり前のことなのですが、忘れら れてしまうことも少なくないと感じています。 デザインは考えただけでは形には成り得ません。それを実現するために工夫し、 材料を揃え、加工し、仕上げてくれる人がいて初めて目に見え、手に触れるこ とのできるものになります。 「そんなこと、当たり前じゃないか」と思われているかもしれませんが、私は そこに絶大なる「信頼と尊敬」の念を常々抱いています。どんな業種であれ、 製造現場というものは「知の宝庫」です。現場の職人さんから教わる「知識」 や、片隅で眠っている「ネタ」、現場との(時には苦しい)問答から生まれる 「新たな価値」に心が躍り、原動力となり、「次」につながっていくように感 じています。そういった現場のおかげで私自身デザイナーとして日々成長する ことができています。 ○DESIGN FOR INDUSTRY 前述のような過程を経て、DESIGN FOR INDUSTRYを設立すると決めたとき、と ても多くのことを考えました。すでに世の中には十分にデザイナーが存在する 中、さらに私がそこに加わる意味は何か? 私にできることは何か? やるべ きことは何か? それらから浮かび上がってきたのが「DESIGN FOR INDUSTRY」 でした。そこには大きく2つの「意志であり目標」があります。 1つは「ちゃんと売れて、お金になり、次につながる」ものを生み出す、とい うことです。デザイナーである以上、ビジネスとして「ちゃんと売れて、お金 になり、次につながる」ものにすることはある種必須です。 デザインで携わったものが商品になる、ということがゴールではなく、商品が 売れ、業績が良くなり、賃金が増し、雇用が生まれ、事業が継続・拡大できる。 そういったことにこそ、自分は貢献したいと強く感じています。 そして、もう1つは「やり甲斐、誇り」を生み出す、ということです。 多くの人は1日のうち、大半の時間を「仕事」に費やしています。その「仕事」 に私のデザインが関わることで、携わっていただく方々自身が「やり甲斐」や 「誇り」を抱いていただける環境までを生み出し、充実した日々を送る「きっ かけ」を生み出していきたいと考えています。 そのようにして、あらゆるINDUSTRY(産業)において、関わってくださる皆様 とともに新たな価値を創造していくこと=DESIGN FOR INDUSTRYを目標に掲げ 日々デザインの視点からさまざまな事業に取り組んでいます。では具体的にど のように取り組んでいるか、その手法の具体例をご紹介します。 ○半歩はみ出す DESIGN FOR INDUSTRYでは、デザインする際に「少し難しい技術課題」や「ク ライアントが今までに扱ったことのない素材や技術」をあえて取り入れること が少なくありません。 それは単に新しいものを作り出したいという考えでは決してなく、それらを実 現化する過程で得られる知識は、クライアントの知見や知財、ひいては新しい 事業にまで波及することがある、と確信しているからです。そういった「挑戦」 をきっかけに、短期的なだけでなく中長期的な成長にも貢献できれば、との想 いから意図的に取り入れるようにしています。 また、業界ならでは常識やこれまで培った経験を「あえて崩す」こともデザイ ナーとしての大切な役割の1つだと考えています。私は「質問」をよくします。 時には、直接的には関係のなさそうな事柄まで。「なぜそうなっているのか」 、「なぜこうなってはいけないのか」。もちろん、一通りお話しは伺い理解は していますが、あえてルールを一度外しフラットな視点で考えることで、「新 たな価値」が生まれる、ということも認識し実行しています。 「半歩」には、「まったく新しいもの・斬新なもの」ではなく、「頑張れば届 く目標設定」という意味合いがあります。 ○興味の対象 前述の通り、DESIGN FOR INDUSTRYのINDUSTRYは、単に「工業」という意味だ けでなく「あらゆる産業」という意味で用いています。今後は「製造業」はも ちろん、一次産業をはじめあらゆる産業にも関わらせていただき、ともに「新 しい価値」を生み出し「活性化」の手助けになっていきたいと考えています。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 北川大輔 DESIGN FOR INDUSTRY http://www.designforindustry.jp/ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集長のミニコラム 「デジタル手作りの時代?」 デジタルツールと一言で言っても、その対象は幅広い。CADやCG系のソフトウ ェア、デジタルカメラ、スキャナ、スマホやタブレット、もちろんPC、スマー トスピーカー、3Dプリンタ、そしてインターネット…。デジタルデータを処理 するデバイスやソフトはすべてデジタルツールだ。 一方で世の中、大量生産、大量消費の時代から、ハンドメイド、カスタマイズ、 多品種小ロットなど、マスからパーソナルに向けたモノ作りにシフトしている 傾向を感じる。 デジタル革命、デジタルインフラによって、モノ作りの敷居は低くなり、確実 に個人の中に眠っている才能を開花させやすくなった。いわば「デジタル手作 り」。そういった新しいステージの、新しいスターの登場を期待したい。 森屋義男/pdweb.jp編集長 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●pdwebなどの2018年度媒体資料のご案内 pdwebなど弊社の媒体資料の2018年度版を作成しました。広告やプロモーショ ンを検討されている企業様は以下よりダウンロードお願いいたします。 http://pdweb.jp/info/MEDIADATA_colors_2018.pdf お申し込み(お問い合わせ)メールアドレス→ info@pdweb.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■○■pdwebメールマガジンでは広告のご利用をお待ちしています。■○■ イベント/セミナーの告知や集客、新製品のご案内に。臨時増刊もあります。 ■○■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。料金:1行6,000円〜。 ■○■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集後記 ○最近、ネット通販で弦楽器用のチューナーを買った。こういった楽器や音楽、 コンピュータ周辺のアクセサリーをネットで検索すると、あまり聞いたことの ないブランドの製品がドッと出てくる。家電も同様だ。これらはおそらく中国 製と思われる。いずれも低価格だが、ユーザーのレビュー評価は悪くない。中 国ブランドが安いせいか、日本ブランドもリーズナブルな価格で買えるものが 増えた気がする。私が買ったチューナーは日本ブランドだが、裏に「Made in China」の表記があった。中身に大差はないのだろう。それはそうと、世界の 工場といわれた中国が次のステップに進むとしたら、中国発で世界中の誰もが 知っている、グローバルなブランド製品を作ることかもしれない。(M) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■取材・執筆・DTPデザイン・印刷物納品を行います! カラーズ(有) ■企業のユーザー事例、パンフレット、Webコンテンツなどの制作を行います。 ■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。お待ちしています。■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ pdwebメールマガジンNo.96 2018年3月23日発行 3,000部配信 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   pdwebメールマガジン登録変更および解除のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※このメールに返信はできません。配信アドレスの変更や停止を希望される 方は、pdweb.jpのトップページ右側の登録フォームにて操作をお願いいたし ます。 http://pdweb.jp ┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   編集・制作:pdweb.jp編集部   〒151-0071 東京都渋谷区本町1-20-2-909 カラーズ有限会社   お問合せ先 info@pdweb.jp   Copyright(C) Colors.,LTD. 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