┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥       pdwebメールマガジン第50号・・・2014/5/26       編集制作:pdweb.jp編集部 http://pdweb.jp ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┗…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ● pdwebメールマガジン第50号 目次 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ●リレーコラム:若手デザイナーの眼差し 第26回:小宮山洋/YOH KOMIYAMA DESIGN ●編集長のミニコラム コンピューティショナル・デザインって何? ●Kindle書籍「女子デザイナーの歩き方《発売中! ●編集後記 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●リレーコラム:若手デザイナーの眼差し 第26回:小宮山洋/YOH KOMIYAMA DESIGN 皆様、初めまして。YOH KOMIYAMA DESIGN の小宮山洋です。 YOH KOMIYAMA DESIGNを設立して今年で3年になります。その間、プロダクトデ ザインを中心として、いくつかのプロジェクトを手がけてきました。その中で 大切だなと思ったことや興味のあることを皆様にご紹介できればと思います。 ○何かが幸せな状態であること 「このプロジェクトにとって幸せな状態って何だろう?《。プロジェクトが始 まる前に、頭の中で唱えるベストテン第1位はコレです。その時々によって異 なる幸せな状態を可視化して提示するのが、デザイナーの大切な役割だといつ も考えています。 ○ある視点 僕は映画が好きです。特にフランスで行われているカンヌ映画祭の「ある視点《 部門は毎年注目しています。これは、コンペティションとは別に「独自で特異 な《作品群が世界中から選出されるものです。それぞれの監督の視点に驚かさ れ、多様な視点の幅になにか言葉にできない興味を覚えます。 そしていつも思うことは、「僕たちと同じ日常の世界からこの視点は獲得され ている《ということ。僕は5歳から18歳まで、油絵画家のアトリエに通い美術 を学んでたのですが、その時に似たことを言われた記憶があります。「日常を しっかり観察すると良いわよ《と。 また、YKK AP 窓研究所の運営に関わらせていただいているのですが、研究と いうものは、そういった視点を線にしてつなぎ、体系化していく作業であるこ とに最近気付きハッとしたのが今年です。僕も日常の観察を行い、自分なりの 研究を始めようかなと真剣に考えています。 ○プロジェクト 最近のプロジェクトをいくつかご紹介します。 RINN.Incから2014年7月28日に発売される自動給餌器「PETLY(ペットリー)《 のプロダクトデザインを担当しています。今までの給餌器は、華美なデザイン、 匂いが漏れる、餌がつまる、音がうるさい、清掃がしずらいなどの問題があり ました。PETLYはその問題点を解決する設計になっており、一番のポイントは、 ライフスタイルから考えられたプロダクトだということです。毎日を過ごす生 活空間に置いておきたくなるようなインテリアとしての要素がこの製品には詰 まっています。ペット愛好家の定番になることを願っています。 http://petly.jp/ 東京ミッドタウン・デザインハブ特別展「窓学"WINDOWSCAPE"展~窓の研究プ ロセスからミラノサローネまで《が、2014年5月31日~6月15日まで東京ミッド タウンで行われます。「窓のふるまい学《「窓の街並学《「窓の系譜学《とい うテーマごとに世界各国の魅力的な窓や街並を豊富な写真と図面で紹介する展 示です。 東京工業大学塚本由晴研究室ならではの街歩きやフィールドワークのノウハウ やプロセスについても触れられる展示となっていますので、是非「窓《の魅力 に触れてみてください。僕はこの展示でアートディレクションをさせていただ いています。 http://designhub.jp/ 東京都美術館がプロデュースした「未来の伝統《となるミュージアム商品開発 のプロジェクトにデザイナーとして参加し、江戸切子の指輪を開発しました。 ありがたくも、グッドデザイン賞をいただきました。 http://www.g-mark.org/award/describe/40558?token=PrZvHi322g YOH KOMIYAMA DESIGN 小宮山洋 http://yohkomiyama.com/ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集長のミニコラム コンピューティショナル・デザインって何? 最近、建築の世界で語られるコンピューティショナル・デザインが気になって いる。コンピューティショナル・デザイン:幾何的な概念やアルゴリズムで設 計やデザインを行う…あまりよく分かっていないのだけど、ものすごく簡単に 言えば「コンピュータが生成する構造や造形《ということか。 3D CADは、デザイナーのイメージを画面上に投影していくので、デジタルとい えど紙のスケッチや手作りのモックアップの延長線上にある道具といえる。コ ンピューティショナル・デザインとなると、さまざまなアルゴリズムに数値を 入力した結果としてのイメージをデザイナーが判断していく(ようだ)。構造 最適化のためのツールやパラメトリックなモデリングとも発想が異なる。そし て、コンピューティショナル・デザインによるその建造物は、確かに人の脳内 イメージを超えた何かを感じさせる。 建築の世界から始まっているコンピューティショナル・デザインは、プロダク トの世界にも波及してくるのだろうか? そしてコンピューティショナル・デ ザインもまた、やがてはデザインという大きな枠組みの中で1つのツールとし て消費されていくのだろうか? 今後の動向に注目したい。 森屋義男/pdweb.jp編集長 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■○■pdwebメールマガジンでは広告のご利用をお待ちしています。■○■ イベント/セミナーの告知や集客、新製品のご案内に。臨時増刊もあります。 ■○■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。料金:1行6,000円~。 ■○■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●Kindle書籍「女子デザイナーの歩き方《発売中! 「女子デザイナーの歩き方《 著者:片山典子 定価:上下各500円 カラーズ刊 上巻 http://www.amazon.co.jp/dp/B00HJFTEKQ 下巻 http://www.amazon.co.jp/dp/B00HJT2O8Q ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集後記 「3Dプリンタは銃を作ることができるから危険《というマスコミの論調には驚 いた。普及タイプの3Dプリンタの出力物であれば、幼児用のオモチャのピスト ルの方がよほど精度が高い。以前も書いた気がするけれど、インクジェットプ リンタが一般家庭に浸透した背景には、写真文化がある。一方、3Dプリンタに はそれに対応する背景や文化が見当たらない。あえて言えばクラフト、手作り 工芸、陶器の世界などだろうか。 パソコンの普及期にはワンボードコンピュータのTK-80などがあった。3Dプリ ンタは今はまだその時代ではないだろうか。プログラミング言語を扱う人がプ ロやマニアに限定されたように、3Dモデリングを行う人が爆発的に増えること はないと思う。むしろ3Dスキャナや3Dデジカメ? などによる取り込み・編集 の方が求められる気がする。自作銃の心配をするのは、まだ当分先でも遅くな いだろう。(M) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■取材・執筆・DTPデザイン・印刷物紊品を行います! カラーズ(有) ■企業のユーザー事例、パンフレット、Webコンテンツなどの制作を行います。 ■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。お待ちしています。■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ pdwebメールマガジンNo.50 2014年5月26日発行 3,000部配信 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   pdwebメールマガジン登録変更および解除のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※このメールに返信はできません。配信アドレスの変更や停止を希望される 方は、pdweb.jpのトップページ右側の登録フォームにて操作をお願いいたし ます。 http://pdweb.jp ┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   編集・制作:pdweb.jp編集部   〒151-0071 東京都渋谷区本町1-20-2-909 カラーズ有限会社   お問合せ先 info@pdweb.jp   Copyright(C) Colors.,LTD. All Rights Reserved ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┗…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┛