┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥       pdwebメールマガジン第104号・・・2018/11/26       編集制作:pdweb.jp編集部 http://pdweb.jp ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┗…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ● pdwebメールマガジン第104号 目次 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ●リレーコラム:若手デザイナーの眼差し 第79回:左右田智美/Bascule ●編集長のミニコラム 「王様のアイディア」 ●pdwebなどの2018年度媒体資料のご案内 ●編集後記 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●リレーコラム:若手デザイナーの眼差し 第79回:左右田智美/Bascule デジタル系広告代理店、Basculeでエクスペリエンスデザインディレクターと して勤務している左右田智美です。ロイヤルカレッジオブアートのデザインプ ロダクツ学科卒業。ロンドン、ドバイでミュージアムや広告、展示などのデジ タル系体験系デザインの現場で勤務後、今年11年ぶりに日本に帰国。現在は Basculeでエンターテイメント系施設の体験やインスタレーションの企画、日 本橋エリアのクリエイティブ目線のコミュニティ活性化プロジェクト 「nihonbashi β」のサービスデザイン的なコンセプトやワークショップデザ インなどに関わっています。 表層的なデザインで終わるのではなく、人がなぜ、どうしてそのようなことを するのか、コンセプトの部分から考え、人と対話し、洞察し、新しい概念を形 にしていくことが得意です。 ○体験のデザイン 私はここ7年くらい、仕事として海外のプロジェクトを中心に体験のデザイン に関わってきました。 体験のデザインと一言で言ってもさまざまで、空間の体験だったり、デジタル の平面上のUI/UXだったり。はたまた用途としても人の心に何かを感じさせる ことで帰結させるインスタレーションだったり、実利的な答えを必要とする機 能的なデザインだったり。その目的や規模感によって組み立てる内容や表現の 仕方が変わっていくものだと思っています。 さまざまなプロジェクトを経験して思うのは、やっぱり今までの経験や想像力、 さまざまな分野の知識が必要になるということ。あとは、書き起こして見せて、 人とコミュニケーションを取りながら組み立ていくことの重要さでしょうか。 体験のデザインの場合、人がどのようにその空間にいるのか、どういうものが あってどういう状況で使うのかなど、たとえUI/UX的なスクリーンのデザイン をする際にも空間的思考など、さまざまな角度から考察する必要があります。 私自身は、今はコンセプトを考える仕事をしていますが、元々はプロダクトデ ザイナー。物質的なものづくりからクリエイティブのキャリアをスタートさせ ているので、特に空間的な体験のデザインをするときに即物的に考える考え方 が役に立っている気がしています。 ○垣根を超えたデザイン 私自身、体験のデザインにずっと関わっているのですが、さまざまなタイプの デザインスタジオや会社で働いてきました。TV会社、デジタルデザインの会社、 アートキュレーションも得意とするような会社、広告代理店、ミュージアム専 門のデザイン会社、サービスデザインの会社など。やっぱり会社の色やその現 場にいる人、国にもよって、デザインするプロセスや考え方、哲学などが違い ます。 そういった違った会社や環境で働くことで、自分にとって刺激的な人や、考え に出会い、さまざまなプロジェクトに関われたことが財産になっています。さ まざまな違いも見えるし、同時に共通項も見える。 いろいろな場所に旅をするようにキャリアアップをしていける時代や業界は、 それはそれで私にとっては刺激的です。不思議なもので、昔の会社や同僚とつ ながりながらお互い成長して前に進んでいく印象があります。 ○コンセプトのデザイン ものづくりのデザインから出発した私ですが、不思議なことにどういうわけか、 最近は心理学的な視点からモノや概念、体験を考察してブラッシュアップする ようなコンセプトのデザインに携わることが多くなりました。 形をもたない形態のデザインに携わると、表層的なガワのデザインだけでなく、 そのコンセプトやデザインの在り方、見せ方を十分に考察し、それをフィード バックすることがいかに重要かということが見えてくるから不思議です。特に 日本に帰国してからというものの、その概念の部分が社会全体に足りていない ことが多いと感じることが多いので、デザイナーの視点から、クリエイティブ に見直せていければ良いなと思っています。 ○ワークショップのデザイン ワークショップのデザインに携わることが最近多いです。ワークショップは、 一方通行だったコミュニケーションを双方向のものにして、考えが作りやすく なるような場をデザインすること。 ものづくりのデザインとは違った形態にはなりますが、頭の想像力を最大限に 働かせて、クリエイティブな提案をすることは同じ。モノを生まなくとも、ク リエイテイブな思考が活かせるものはまだまだ沢山あると感じます。 ○アートとビジネスをつなげる 学生時代からメディアアーティストとして自分の作品を発表しているのですが、 その活動もビジネス的なコンサルティング的な仕事でも知識を使えるようにな ったと最近感じます。今までは自分の作品は、アーティストとしての肩書きと して見せることが多かったのですが、今ビジネスの中でもアート的な思考が推 奨され、アートの話もビジネスコンサル系仕事でも話す機会が増えました。 自分のアーティストとして頭を回転させる時の思考や発想の仕方などが生かせ るような、面白い時代になったなと実感しています。 Bascule https://bascule.co.jp/ Tomomi Sayuda (個人サイト) http://www.tomomisayuda.com/ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集長のミニコラム 「王様のアイディア」 その昔、正確には1965年〜2007年まで、ちょっと変わったアイデア品を扱って いる「王様のアイディア」というショップがあった。Wikiによると、東京・八 重洲店を皮切りに日本全国に展開していたので、覚えている人も少なくないだ ろう。「ごろねスコープ」(レンズにプリズムを使った、横になっていてもテ レビを見ることができるメガネ)、「セッチマ」(強力漂白歯磨き粉)などが 代表的商品とされているが、日用雑貨やインテリアアクセサリーなどヘンなも の、面白グッズがたくさん置いてあったと記憶している。今でいえばドン・キ ホーテやヴィレッジバンガード、100円ショップが近いだろうか? Made in Japanのヘンなモノがなくなり、その手のアイデア商品の多くはMade in China(PRC)になってしまったようだ。ヘンなモノ、ニッチなモノは必需 品ではないので、企業に余力がないと作れないのかもしれない。 今日本のデザインはどちらかというと、アーティスティックな方向を指向し、 切り拓いていると思うが、一方で、町工場っぽい作り手のキャラや想いがあふ れるヘンな商品にももっと触れてみたいものです。 森屋義男/pdweb.jp編集長 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●pdwebなどの2018年度媒体資料 (2018年度版は現在準備中) pdwebなど弊社の媒体資料の2018年度版を作成しました。広告やプロモーショ ンを検討されている企業様は以下よりダウンロードお願いいたします。 http://pdweb.jp/info/MEDIADATA_colors_2018.pdf お申し込み(お問い合わせ)メールアドレス→ info@pdweb.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■○■pdwebメールマガジンでは広告のご利用をお待ちしています。■○■ イベント/セミナーの告知や集客、新製品のご案内に。臨時増刊もあります。 ■○■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。料金:1行6,000円〜。 ■○■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集後記 ○朝晩が冷え込んできて、冬の気配を間近に感じる季節です。すでに来年の構 想や予算を検討されている方も多いでしょう。pdwebも現在、インタビューや 新連載コラムを仕込中です。詳細は次号のメルマガでお知らせします。(M) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■取材・執筆・DTPデザイン・印刷物納品を行います! カラーズ(有) ■企業のユーザー事例、パンフレット、Webコンテンツなどの制作を行います。 ■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。お待ちしています。■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ pdwebメールマガジンNo.104 2018年11月26日発行 3,000部配信 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   pdwebメールマガジン登録変更および解除のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※このメールに返信はできません。配信アドレスの変更や停止を希望される 方は、pdweb.jpのトップページ右側の登録フォームにて操作をお願いいたし ます。 http://pdweb.jp ┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   編集・制作:pdweb.jp編集部   〒151-0071 東京都渋谷区本町1-20-2-909 カラーズ有限会社   お問合せ先 info@pdweb.jp   Copyright(C) Colors.,LTD. All Rights Reserved ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┗…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┛